屋根が雨漏りしているので見て欲しいと相談を受けて診断に行ってきました。
状況 木造で築30年程 屋根は瓦葺き寄棟
最近雨漏りするようになった
二階の天井の部分に雨漏り
雨漏りの位置は棟の付近
棟瓦は一年半程前に富山市から来たリフォーム会社に直してもらった
原因 この位置の場合は棟瓦部分からの雨漏りか、棟付近の平瓦が割れたか、ずれての雨漏りのことが多いです。
棟部分は最近直されたということで今回は平瓦が原因と思い屋根に上がってみると。
平瓦には異常はありませんでした。
棟瓦が施工後一年半とは思えない状態でした。
漆喰がはがれて棟の中の土が出てきていました。のし瓦もずれて隙間があります。
手で触るとはがれる状態。棟線は新しくしてありました。
はがれていた漆喰
棟を直すときは棟の部分を全て積直すのが一般的だと思うのですが上から2段目だけ積直して銅線も途中で継をして、下の部分は上から漆喰を塗って見た目をきれいにして仕上げていっているようです。
施工して一年半でしたので施工した会社さんに電話されましたが、別の会社になっていて関係ないと言われたそうです。
見積書を見せてもらうと施工は見積書の通りにしてありました。
棟の積替えではなく表面の直しになっていました。
家の方はお願いしたリフォームアドバイザーは一生懸命で感じの良い人で信じていたのにと悲しんでおられました。
部分補修でよいと判断したのでしょうか。
当社で棟の積替えをすることになりました。
日を改めて施工をすると
上の二段は直してありますが、下の部分は古い土のままです。
古い部分をすべてやり替えです。