水上 伊都子(みずかみ いつこ) 自己紹介へ

味噌づくり楽しかったです♪

公開日:2011/03/04(金) 更新日:2016/03/07(月) 水上 伊都子富山の美味しいお店

味噌づくり教室をおこないました!

講師は福光の石黒種麹店の7代目石黒八郎さん。

北陸で唯一の種麹店さん、

最近 麹はとっても人気でお菓子にも使われているそうです。

この日も東京から石黒さんの麹を使ったお菓子をつくっているパテシェと

富山新聞さんの取材があるということでした。

 

味噌は昭和30年くらいまでは各ご家庭で作られていたが

スーパーで販売されるようになりほとんど作る人がいなくなったけれど

最近は食の安全・健康に関心が高まり、

また手作りする人が増えてきたそうです。

石黒さんの麹は100%日本産の米を使っておられます。

富山県産のコシヒカリ1等米です。

あえて日本産と言ったのは、実は味噌は原材料の産出国の表示が

義務付けられていないためスーパーで売っている味噌には書いてありません。

日本は外国からコメを年間70万トンも輸入しています。

その輸入した米はそのままだと賢い日本の主婦は買いませんね。

そこで加工されて販売されています。

大豆もです。

市販の味噌の材料名を一度見てください。

使用量の多い順に書いてあります。

「酒精」と書いてあるのはなんだと思いますか?

酒の精なんてなんだか身体に良さそうですよね。

これは、「エチルアルコール」のことだそうです!

びっくりです。

注射の時に消毒する、あのエチルアルコールがほとんどのお味噌に入っています。

なぜか?

味噌の袋を常温で保存すると

麹菌が生きていて中で発酵し

袋が膨らむためだそうです。

大切な子どもたちや 家族には安心で安全なものを食べさせたいですよね。

この日もちいさな子どもたちが一緒に味噌づくりに参加してくれました。

とっても楽しそうに味噌団子をつくっています♪

手作りした味噌は美味しいし、いっしょに造るのは楽しいですね。

石黒さんは江戸時代から麹をつくってこられた麹店です。

甘酒も富山県産の大正もち米と手作りの麹で作っておられます。

原料は両方とも米。それと麹菌の力だけです。

甘酒は冬に飲むイメージがありますが、

江戸時代には夏場に飲まれていたそうです。

夏は夏バテで亡くなるかたが多くいました。

甘酒を飲むと体調が良くなり、元気になるというのが

広まって夏によく飲まれたそうです。

 

「昔から味噌の医者いらず」とか「味噌汁一杯三里の力」といわれます。

徳川家康は五菜三根、つまり葉っぱなど五種類の野菜と三種類の根菜を入れた

味噌汁を好み、平均寿命が37~8歳の当時、75歳まで生きました。

 

甘酒といっしょでみそ汁も体験的に身体にいいことを知っていたわけですね。

参加いただいた皆さんからは

「知らないことがいっぱい!ぜひ第2段もやってほしい。」と

「今度は10kgつくって息子の方にも持っていきたい。」

「食べられる半年後が楽しみ。」

と感想をいただきました。

 

また来年も一緒に「お味噌」を 造りましょう~ね!

ありがとうございました。