今日は中3の娘二人と
風待茶房「僕の細道」さんで開かれる
ミントゥ朗読サークルさんの朗読会に行ってきました。
「朗読の会あるんだけど行く?」と聞くと
「行ってみたい。」と次女。
お茶とケーキ付きに引かれたのか?
とても楽しみにしていました。
演目の最初は、
三浦哲郎作「とんかつ」を村山由美子さんが朗読。
中学生の息子を雲水の修行に出すため旅館に泊まった親子の
晩ごはんは息子の好物のとんかつに・・・
ちょうど、娘の進路で悩んでいるこの時期だったので
修行に出て1年後の彼の成長した姿と母親の愛情にじ~んときました。
つぎは、
森 鉄三作「昼日中」を、橋本景子さんが朗読。
その客は、店の亭主の方へやってきて
「仲間の野郎と話しているうちに、
あの向かいにぶら下がっている絞りを
真昼間に盗んで見せようということになっちまったのだ。
それを見逃してもらいたいのだよ。あいよ。酒代だ。」・・・
・・・「あっ!」っと娘と、目を見合わせて
結末に思わずにんまりしました。
最後は
辻 仁成作「代筆屋 第8章 八十八歳の私より」を三谷智子さんが朗読。
八十八歳の老婆が九十歳の「夫と別れたい」と、代筆を頼みにくる・・・
中学3年生の娘にはわかっただろうか?
朗読が終わると「いいお話やったね。」と言う。
なんだか嬉しくなる。
いい時間を一緒にすごしました。
最後に頂いたりんごのケーキも、珈琲も
薪ストーブの暖かさも最高でした。